2012年10月14日

いつものことですがこんな時期に初めての更新/吉田

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お久しぶりです。
演出助手を今回も地味にやらせていただいております、吉田と申します。

気づけば第8回公演/フェスティバルトーキョー12公募プログラム参加作品『キメラガールアンセム/120日間将棋』の稽古日程も半ば、
7.5回公演の東京福袋参加公演に至ってはスルーする始末。

さすがに、いつまでも1月公演の記事が最新というのもいい加減にしなければ、名誉なことにF/Tにも出るのだし、ということで、久しぶりにしゃしゃってみてみました。

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タイトルにもあるように、今回は将棋の話です。
稽古初日に、脚本とともに棋譜が配られました。
役者さんのうち幾人かは、棋譜も覚えてくださいと言われていました。

最初に、次の話は将棋の話、と聞いたとき、私が将棋に持っていたイメージは、
おっさんくさいとか、『三月のライオン』とかぶってないかとか、そんな程度のことでした。
しかし、いよいよ稽古が始まるとなって、ネット上でフラッシュの将棋ゲームを探し、裸玉相手に指し、
駒の動き方やルールを覚え、初日に配られた棋譜を並べながら、
ここはどういう考えで、どう読んで、動かしているのか、という、
指した人の心を教えてもらったら、急におもしろくなりました。
今まで『三月のライオン』の、棋譜や盤面のページは飛ばして読んでたのに。
棋譜アプリをダウンロードして棋譜を一手一手入力していったら、
本当に指してほしくない嫌なところを相手がついてくるのがわかって、やめて、という気分になった。


将棋の要素をほかのものに替えても成り立つようなものにはしたくない、と、最初の頃たびたび本介さんが言っていました。
たしかに、この話は、この演出は、将棋でなければならない。
けれど、将棋がわからなければわからない、ということとイコールではない。
将棋の「外部」の方でも大丈夫だと思います。
将棋から、人を感じる、ということが、確かにできるのかもしれない、
そしてそれを通じた、人をわかること、の話だと思いますので。
まあ、将棋がわかるともっと面白いと思いますので、予習としてチラシの「プレイングハンドブック」を読んでいただき、ネットの初心者向けの将棋ゲームを1度やってみてくださると宜しいかと!

*****

さて現在の稽古状況ですが、1ページを残してほぼ完本、演出もだいたいついてラストシーンを残すのみ、といった感じです。
残り1ページなら書いてくりゃいいのにねーという内容を、本介さんは今日稽古場に来てから3回くらい自分で言っていました。
たしかにその通りです。

もう、抽象舞台で時系列も自由で、いつもの同時進行もあって自由度が高いせいか、
同時進行を調整したり、立ち位置を変えてみたり、動きを整理したり稽古が大変です。
試行錯誤試行錯誤。
終わった後とか休憩時間とか、みなさん疲れ切ってらっしゃって、
「がんばらない」のジエン社が、なんだかんだ言ってがんばってるじゃないか。


今までを踏まえた、今回の展開の話。
第7回公演では「海彦」が1〜3の3人に分割されていましたが、
今回は逆で、3人が1人になっていて、「未分化」みたいな感じの時もあるのです。
その3人のイメージは、設定をリセットして続編が作られた作品のキャラ、みたいな感じ、らしいです。
アニメ化第1期と第2期というか、私、個人的には鋼の錬金術師とかハンター×ハンターとか思い浮かべてます…

そして「身体」というよりは「空間」のジエン社であるよ。
舞台装置と、人の配置はやはり、かっこいいんですよ。
今回盤面のような舞台ということもあり、画になるんですよ。
やっぱりジエン社は大人数が本領発揮という感じがします。


しかし今回、前回までの流れと、また違うなあと思うところもあるのです。
今のところ、以下の2つ。

・劇中音楽が復活した
・笑い要素が帰ってきた

前回よりは、ぼんやりした、郊外っぽい軽い空気が戻ってきているような気がします。


今日、最後の方のシーンを読んでみたのですけれど、
ひとつ、きゅっと、聖なること、みたいな箇所があり、透明、美、などを思うのですが、
そのあとにふんわりやわらかく日常に着地し、そこからどうなるか、というところなのです。
そういえばこれは、聖歌(anthem)ですね。

次の稽古まで結末がわかりませんが、いま私が観てるものが素敵なので、
私は観に来ていただきたい、と思っております。

公演詳細はこちら


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【公演情報】F/T公募プログラム参加作品『キメラガール アンセム/120日間将棋』


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The end of company ジエン社 第8回公演/フェスティバルトーキョー12公募プログラム参加作品
『キメラガール アンセム/120日間将棋』

会場:池袋シアターグリーン BASE THEATER

2012年 11月
7日(水)19:45
8日(木)19:45
9日(金)14:30/19:45
10日(土)13:00/18:00
11日(日)13:00/18:00

上演時間:1 時間 30 分を予定

一般発売日:2012年9月15日(土) AM10:00~/整理番号付自由席

一般:2800円(ジエン社およびF/Tチケットセンターで取り扱い)
高校生:1000円(ジエン社のみ取り扱い・要学生証提示)
ツイッター/ブロガー割引:2600円(ジエン社のみの取り扱い。ご予約の際、お使いのツイッターアカウントかブログのURLを備考欄にお書きください)

公演5演目セット券:10000円(F/Tチケットセンターでのみ取り扱い)
※公演5演目セットについて詳しくはF/Tチケットセンターへ問合せまたは、F/T12公式HPをご覧下さい。

F/Tチケットセンター:TEL:03-5961-5209(12:00-19:00、9月16日~10月26日は水・日定休)


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【出演】

伊神忠聡 岡野康弘(Mrsfictions) 萱怜子 川田智美 北川未来 清水穂奈美 関亜弓 中田麦平(シンクロ少女) 信国輝彦 藤田早織 目崎剛(+1) 山本美緒


【あらすじ】

初日7六歩を指したころの自分は何も考えてなく、38日目、君の後手の歩が5五でぶつかった時にも僕は鈍感だった。目の前の君の外見はその38日前から一切変わらないのは、君は所詮、デジタルデータ上のブログラムだからかもしれない。けれど僕は君の内面の変化をよく知っている。君は進化した。ネット将棋の万億の対戦が、出会いが、自立学習型のプログラムである君を1日、また1日と変化させたに違いない。既に早指し将棋では僕は君に勝つ事が出来ない。手に負えない。だから僕は君と対局するときにこう条件づけた。

【君と将棋を指す。

ただし一日一手ずつ、23時59分までに1手を指す。

それ以上は手を早めないし、それ以上は手を遅めない】

24時間、僕は将棋の事を考える。君の事を考える。一秒で1200万手読む君に対抗するには、こうするしか対等にはなれない。
39日目、僕は君の指した後手5五歩を取らず、6五歩と突き、君の角頭をついた。その日は雨だったことを思い出す。風邪をひいたのはあの日、あの雨が原因だったのも思い出す。君はその事を知らない。

君の思考を構成するプログラムを書くとき、現実の3人の君を大いに参考にした。一人は、リハビリ先で僕に微笑んでくれる受付の1さん、もう一人は高校時代冬の体育なのにジャージを忘れたため仕方なく短パン体操着だった2さん、最後に、僕に話をしてくれて、歌も歌ってくれた3さん、といったように。3さんは僕に、生きて的な事をいったらしいが覚えていない。というか、実際に(物理的に)僕が地に足をつけて生活していた時の頃を、僕は忘れつつある。でもそれは自然な事じゃないかと割り切り始めているのも事実だ。一応一通り苦しんだりもがいたりしたような気もするし、案外あっさりと受け流したような気もするし、それは、もういい加減あの三月の地震の事で気に病んだりするのはどうでもいいんじゃないか、と思う時に葛藤する(した)事とすごく似ている。
僕はパソコンのプログラムで生計を立てるようになっていた。「人工無能」というプログラム遊びを君は知っているだろうか? こちらの言葉にオウム返しのように決められた言葉を返すっていう、遊びだ。僕は君をしゃべらせる。でもそれは君ではない。僕があらかじめこの言葉に反応するよう仕組まれた言葉を返しているに過ぎない。
対話じゃない。

だから僕は君に将棋を教えることにした。高校時代は将棋部だった僕は人と話すことが苦手だったが、将棋なら対話ができるような気がしたのだ。二人零和有限確定完全情報ゲームという言葉を知っているだろうか。二人にとって、有利不利がなく、でも有限で、偶然の要素が入り込むことがなく、お互いの情報が完全に分かるゲームという意味らしい。僕は君がどういう仕組みで動いているのか知っている。君のその一手が、どういう思考で指されたものかは知っている。「あから」と名付けた3人の君。正確に言えば、その3人の意見を協議し、決定する君も入れれば4人の君となる。この手は1さんぽいな。この手は2さんの意見が通ったのかな。3さん、3さんの意見が、今の所全く出てこないのはなんでだろう。僕は君に会いたい。3人の中で君が一番わがままでお人よしだ。そして一番犠牲の多い手を指すのも君だ。君は飛車と角を簡単に殺し過ぎる。

46日目、君は3五に同銀と、僕の飛車先に銀を上げてきたのを見たとき、君の事が本当に分からなくなった。分からなくなってはじめて僕は君に勝ちたいと思った。49日目、僕は桂馬を1三に飛ばすだろう。無理攻めだろう。分かっている。それでも生き急いでいるのは、別に僕の命が残り少ないからじゃなく、次の君の言葉が知りたい、今すぐ聴きたい、ただきっとそれだけ、それだけなんだ。


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2012年01月22日

最後です。/ぶるーれい

結局稽古序盤に書いたっきりとなってしまいました。演出助手のぶるーれいです。

今まで観客として観てきたジエン社とはがらりと変わり、とまどいと冒険心を纏った稽古を重ね、迎えた本番。
それまでに比べるとだいぶ異質な、新たな感触、質感、の、ダメージ。言うなれば圧。

ジエン社はいま、ある種の転機、脱皮、あるいは進化のまさにその瞬間、なにかが生えようとうごめく肉や皮。そんな状態の化け物。のように思えます。
そしてこの作品を踏まえて、次は、どうなってしまうのか。どんな姿になるのか。今から既に楽しみです。

本日千穐楽。当日券もございます。
生きるための痛みが欲しい方に、よく効くんじゃないでしょうか。
ぜひに。よろしくお願いします。

それでは。
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楽日

TS3W1871.jpg皆さま
おはようございます

ジエン社公演
『アドバタイズド・タイラント』
いよいよ最終日になりました

この前
どきどきの初日を開けたばかりなのに、、

(もちろん今も毎回毎にどきどきしています)


さて
『アドバタイズド・タイラント』の役たちも
物語の中に描かれる時間の中にいます
彼らは“あの”時間や、
“あれからの”時間、をどう感じるのか、アッという間に感じるのか、、


そして
今日は
13時からと
18時からの開演時刻になっています

お客様、お気をつけて日暮里まで行らして下さい


posted by ジエン社ブログ at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3日目、終了。ついに楽日を迎えます。

いよいよ楽日を迎えます。
残りあと2ステージです。

雨も降っていてお足元が悪い中、3日目も多くのお客様にご来場頂きました。

公言通り、共演者の何人かにブログを書いてもらいました。

でも何故か川田さんのブログ記事が反映されないというシステム上の問題?が発生していて、彼女はオロオロしていましたが。
その内、アップされると思います。

あと、岡野さんがとあるテーマでブログをアップすると思います。

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上の写真は岡野さんが大体似ている、ロバート・ダウニーJr.主演の「アイアンマン」のワンシーン。

(アドバタイズドタイラントの本編とは全く関係ありません)
このポーズを岡野さんにしてもらうと(というかやらせてる)、場は和やかな笑いと雰囲気に包まれます。

明日も岡野さんにやってもらおうと思います。

そして集中して皆で楽日を迎えたいと思います。

是非 d-倉庫にご来場下さい。

三嶋義信
blog  http://ameblo.jp/y-nobu-m/

posted by ジエン社ブログ at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

あ…写真をつけるのを

120121_174035.jpg忘れてました。

松原一郎
posted by ジエン社ブログ at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あと3回。

長いようで短かった11月の稽古開始から、年が明けて2週間程の準備期間を経て、本番が明け4ステージ終わって、今、昼公演が終わって夜に向けて準備しているところで。
甘いものを食べています。時田さんが、甘いものを。その奥で歯を磨いてるのが菊沢さんです。
これを書いているのが、松原です。
なんかこう始まってしまうと早いもので。こちらのお二人の先輩方とも、共演する皆様と一緒にこうしていられるのも明日が最後なわけで。
様々な人が、ものが、気持ちが交錯して、
というお芝居が、明日で、終わりなのです。

初めてブログを書きました。まだ迷ってる方、今ならまだ間に合います。
ではもう集合なので、それでは。

松原一郎
posted by ジエン社ブログ at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スルメのような

SN3S02860001.jpg今回役者で参加している大重です。
こんにちわ〜。


ただ今、ジエン社三日目、ソワレ前の休憩時間。今回の芝居を今日みていた高校生はスルメのような芝居だといっておりました!
つまり…噛めば噛むほど〜…

…っていう事ですよ!

もう明日は千秋楽。。時の早さに、もの悲しさを感じますね。


沢山の方にみにきていただきたいです。いや〜。みてほしい。


だらしない生活を普段送っているので舞台上ではだらしなさをなくしてたつつもりが、今日は山本くんに、「舞台上でシャツ出ててきたならしかったです」と言われてしまいました。。。



しかも最初のシーンで。。 はぁ…悲しい


写真は松原君。愛されてやまない彼を僕はシットしています(笑)
posted by ジエン社ブログ at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2日目、無事終了致しました。

今日から千秋楽まで昼夜公演、6連続。
無事今日も終了致しました。

昼は雪が降っていてどうなることかと思いましたが、それでも多くのお客様に足を運んで頂きました。

明日の昼公演で折り返しを迎えます。
早いもんですねー、本番始まるとあっという間です。

…っていうかさ。

なんかブログ書いて皆様に色々お知らせしたいのに、意外にみんな書かないもんですから、明日最低2〜3人に書かせます。公言しておきます。

週末は混み合うことが予想されますので、お早めのご予約をお願い致します。

三嶋義信
blog http://ameblo.jp/y-nobu-m/
posted by ジエン社ブログ at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月20日

無事、初日開けました。

ジエン社
「アドバタイズドタイラント」
初日を無事迎えることが出来ました。

ギリギリまで修正や作品を良くするための稽古を重ね、お客様に劇場に入って頂き、本日初めて作品を観て頂きました。

お寒い中、初日にご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。

初日乾杯を劇場ロビーで行い、明日からまた毎回毎回、出演者はじめスタッフ一同が作品に向かって真摯に向き合い、板の上で生きます。
(初日乾杯の様子は誰かが写メをアップするかも…しれません)


我々は、皆様に対して、作品を通じて何かを感じてもらうのみ。
2日目以降、千秋楽までそれは続いていきます。

日暮里 d-倉庫にて、是非体感して頂きたいです。


三嶋義信
blog http://ameblo.jp/y-nobu-m/
posted by ジエン社ブログ at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社社員日常報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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