2012年10月14日

【公演情報】F/T公募プログラム参加作品『キメラガール アンセム/120日間将棋』


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The end of company ジエン社 第8回公演/フェスティバルトーキョー12公募プログラム参加作品
『キメラガール アンセム/120日間将棋』

会場:池袋シアターグリーン BASE THEATER

2012年 11月
7日(水)19:45
8日(木)19:45
9日(金)14:30/19:45
10日(土)13:00/18:00
11日(日)13:00/18:00

上演時間:1 時間 30 分を予定

一般発売日:2012年9月15日(土) AM10:00~/整理番号付自由席

一般:2800円(ジエン社およびF/Tチケットセンターで取り扱い)
高校生:1000円(ジエン社のみ取り扱い・要学生証提示)
ツイッター/ブロガー割引:2600円(ジエン社のみの取り扱い。ご予約の際、お使いのツイッターアカウントかブログのURLを備考欄にお書きください)

公演5演目セット券:10000円(F/Tチケットセンターでのみ取り扱い)
※公演5演目セットについて詳しくはF/Tチケットセンターへ問合せまたは、F/T12公式HPをご覧下さい。

F/Tチケットセンター:TEL:03-5961-5209(12:00-19:00、9月16日~10月26日は水・日定休)


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【出演】

伊神忠聡 岡野康弘(Mrsfictions) 萱怜子 川田智美 北川未来 清水穂奈美 関亜弓 中田麦平(シンクロ少女) 信国輝彦 藤田早織 目崎剛(+1) 山本美緒


【あらすじ】

初日7六歩を指したころの自分は何も考えてなく、38日目、君の後手の歩が5五でぶつかった時にも僕は鈍感だった。目の前の君の外見はその38日前から一切変わらないのは、君は所詮、デジタルデータ上のブログラムだからかもしれない。けれど僕は君の内面の変化をよく知っている。君は進化した。ネット将棋の万億の対戦が、出会いが、自立学習型のプログラムである君を1日、また1日と変化させたに違いない。既に早指し将棋では僕は君に勝つ事が出来ない。手に負えない。だから僕は君と対局するときにこう条件づけた。

【君と将棋を指す。

ただし一日一手ずつ、23時59分までに1手を指す。

それ以上は手を早めないし、それ以上は手を遅めない】

24時間、僕は将棋の事を考える。君の事を考える。一秒で1200万手読む君に対抗するには、こうするしか対等にはなれない。
39日目、僕は君の指した後手5五歩を取らず、6五歩と突き、君の角頭をついた。その日は雨だったことを思い出す。風邪をひいたのはあの日、あの雨が原因だったのも思い出す。君はその事を知らない。

君の思考を構成するプログラムを書くとき、現実の3人の君を大いに参考にした。一人は、リハビリ先で僕に微笑んでくれる受付の1さん、もう一人は高校時代冬の体育なのにジャージを忘れたため仕方なく短パン体操着だった2さん、最後に、僕に話をしてくれて、歌も歌ってくれた3さん、といったように。3さんは僕に、生きて的な事をいったらしいが覚えていない。というか、実際に(物理的に)僕が地に足をつけて生活していた時の頃を、僕は忘れつつある。でもそれは自然な事じゃないかと割り切り始めているのも事実だ。一応一通り苦しんだりもがいたりしたような気もするし、案外あっさりと受け流したような気もするし、それは、もういい加減あの三月の地震の事で気に病んだりするのはどうでもいいんじゃないか、と思う時に葛藤する(した)事とすごく似ている。
僕はパソコンのプログラムで生計を立てるようになっていた。「人工無能」というプログラム遊びを君は知っているだろうか? こちらの言葉にオウム返しのように決められた言葉を返すっていう、遊びだ。僕は君をしゃべらせる。でもそれは君ではない。僕があらかじめこの言葉に反応するよう仕組まれた言葉を返しているに過ぎない。
対話じゃない。

だから僕は君に将棋を教えることにした。高校時代は将棋部だった僕は人と話すことが苦手だったが、将棋なら対話ができるような気がしたのだ。二人零和有限確定完全情報ゲームという言葉を知っているだろうか。二人にとって、有利不利がなく、でも有限で、偶然の要素が入り込むことがなく、お互いの情報が完全に分かるゲームという意味らしい。僕は君がどういう仕組みで動いているのか知っている。君のその一手が、どういう思考で指されたものかは知っている。「あから」と名付けた3人の君。正確に言えば、その3人の意見を協議し、決定する君も入れれば4人の君となる。この手は1さんぽいな。この手は2さんの意見が通ったのかな。3さん、3さんの意見が、今の所全く出てこないのはなんでだろう。僕は君に会いたい。3人の中で君が一番わがままでお人よしだ。そして一番犠牲の多い手を指すのも君だ。君は飛車と角を簡単に殺し過ぎる。

46日目、君は3五に同銀と、僕の飛車先に銀を上げてきたのを見たとき、君の事が本当に分からなくなった。分からなくなってはじめて僕は君に勝ちたいと思った。49日目、僕は桂馬を1三に飛ばすだろう。無理攻めだろう。分かっている。それでも生き急いでいるのは、別に僕の命が残り少ないからじゃなく、次の君の言葉が知りたい、今すぐ聴きたい、ただきっとそれだけ、それだけなんだ。


posted by ジエン社ブログ at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ジエン社活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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